忍者ブログ



2024年04月27日

◆[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。





2006年12月11日

◆映画「朴大統領暗殺」

朴正煕大統領暗殺事件をテーマにした映画「그 때 그 사람들(その時、その人々)」が 「朴大統領暗殺」という邦題で、「シネマート新宿」で上映された。

この映画、前評判があまり良くなかったので、元々期待してはいなかったが、
実際に見てみた感想は、「確かにつまらない」

つまらないと判っていて、わざわざ見に行ったのだから
別に腹も立たないが、代わりに腹が痛くなった。
ウェーブに襲われる度に「まだ終わんないのか(>_<;)」と。
ま、その程度の内容。

朴大統領暗殺事件にワケも分からず巻き込まれた人々の哀愁を
ブラックジョークで表現した…らしいのだが、哀愁もクソもない。
何故なら、出てくる人物洩らさず全員がDQNなので、
少しも感情移入できないのである。
IQが低いだけでなくEQも低いのだから、そこからどうやって
人間ドラマなんぞ生み出せるのか。


全裸死体を晒したパク大統領(橋本龍太郎ソックリ)
行儀の悪い秘書室長
パンツ丸見えの警護室長
ウンコが出ないキム部長
歩哨に顔すら憶えてもらってない参謀総長

わかった。
登場人物が総DQNである事は充分にわかった。


で、何なの……?


何が言いたかったの?


……と。


韓国のブログで、「この映画に苦情を訴えるべきなのは、朴正煕の
遺族ではなく金載圭側の遺族なのではないか」という意見を目にした。
確かにそうかもしれない。
いや、それ以上に金載圭の部下の遺族の方が不満だろう。
上官の命令を遂行したら、死刑になってしまった悲劇。
嗤うところじゃないのだが。

韓国人は10.26事件もこの映画の意図も解ってて見るのだから、
まだ嗤う権利があるだろう。

しかし外国人はどうなのか。

我々にそれを嗤う権利があるのか。


それでも、こんなマニアックな映画に足を運ぶ人達は、やはりよく事情を
御存知のようで、帰り際、おばさん達が「『第5共和国』の方が
詳しいでしょ。これはコメディだからね……」と話していたのを耳にした。

その冷笑こそ、この映画が求めるテーマだったのではないかという
皮肉すら浮かんでしまう。

PR




この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿
















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL

◆「韓察日記」について

10.26事件に関する補足と
MBC共和国シリーズ中心の
韓国雑記的ブログ。更新激少。
リンク&アンリンクフリー。
詳細はコチラ



10.26朴正煕大統領射殺事件




◆新着

金桂元元KCIA部長 (06/12)
共和国シリーズOP (10/12)
李厚洛元中央情報部長が死去 (04/11)
「第5共和国」10.26場面の裏話(4) (07/25)
「第5共和国」10.26場面の裏話(3) (06/27)

◆カテゴリー

未選択(0)
朴正煕軍事政権(7)
MBC共和国シリーズ(15)
12.12粛軍クーデター(6)
音楽(2)
その他(0)
このブログについて(0)

◆月別アーカイブ

2011年06月 (1)
2010年10月 (1)
2010年04月 (1)
2009年07月 (1)
2009年06月 (3)

◆ブログ内検索


◆RSS

RSS 0.91
RSS 1.0
RSS 2.0

◆アクセス





◆Powered by

忍者ブログ
[PR]

©HY 2005-2011